狼と香辛料の食卓
Episode 15
- 2009-02-22 (Sun)
- 未分類
Episode 14
- 2009-02-22 (Sun)
- 未分類

またまた二日酔いのホロ、明らかに自分の適量を把握しておらぬ様子。巨大な狼の身体を合わせ持つ
アンバランスのなせる所作なのでしょうか。お人よしのロレンスは、ホロを気遣ってめったに買わない
甘くて柔らかい小麦パンを持ち帰ります。尻尾を振り上げ耳をひくつかせ、 「 獲物を盗られまいとす
る猟犬の 」 目つきでパンをがっつく姿は、はたして賢狼の名に値するのか。ロレンスならずとも
疑念を呈するところです。ライ麦は寒冷地や劣悪な土壌でもよく育ち、パンにすると保存がきくので
広く用いられました。甘く柔らかく日持ちのしない小麦パンはそれゆえ高級品であったわけです。
食べ比べてみるのも一興かと存じます。ホロの気持ちがお分かりかと。
Episode 13
- 2009-02-22 (Sun)
- 未分類
Episode 12
- 2009-02-22 (Sun)
- 未分類
ホロの故郷ヨイツを目指して北へ向かう二人。魚を購入した縁で仲買人アマーティに
祭りでにぎわうクメルスンの町に宿を世話されることに。その夜の宿での食事です。

まな板の上の鯉。 2300円 。

命を食べるというのはこおいうことです。

卵を持っています。玉ネギと炊きました。

巻貝はエスカルゴの缶詰で。 1365円 。

水を切ったのち、バターを入れてレンジで3分。ニンニクと胡椒でいただきます。

カワカマスは該当する魚が見つかりません。海のカマスで代用、天日干しの半干物です。 441円 。

原作のごとく、たっぷり塩を振りました。

「 燃えるぶどう酒と呼ばれる蒸留酒 」 は、ウオッカをチョイス。度数は40度です。 711円 。
賢狼にとっては故郷を思い出させる味なのでしょう。少し涙ぐんでおります。鯉の小骨の多さは
ホロならずとも閉口ですが、玉ネギの甘みとよく調和して、これは文句なしに御馳走です。
野菜は炊くと縮むので、多いかなと思うくらいに入れてください。淡白なエスカルゴはバターと
よく合います。原型を想像されないことをお勧めします。カマスはこれまた淡白な白身魚です。
Episode 11
- 2009-02-22 (Sun)
- 未分類

武具の取引に失敗し、金の密輸という大博打に打って出たロレンス。持ち前の機知とホロの協力で
みごと苦境を脱します。もっとも危険な役割を引き受けた羊飼いのノーラにも、彼を裏切った
レメリオ商会にもそれぞれ納得のゆく結果を引き出すところが商人の商人たるゆえんです。
全てが終わり、終夜営業の酒場を出たロレンスは昨日の昼からなにも食べていません。
ホロの手には、 「 店主にうまいこと言っておごらせたものかもしれない 」 野菜やベーコンの
挟まったパンと、ミルクを混ぜて温めた蜂蜜酒の小さな樽。ベーコンは合成添加物を使っていない
ものを軽く焼いて市販のパンに挟みました。蜂蜜酒は 「 そんなものあるの? 」 と言われたので、
蜂蜜梅酒。ミルクを入れすぎると風味が損なわれるので、ほどほどがよろしいかと。
Episode 10
- 2009-02-22 (Sun)
- 未分類
Episode 09
- 2009-02-22 (Sun)
- 未分類
Episode 08
- 2009-02-21 (Sat)
- 未分類
Episode 07
- 2009-02-19 (Thu)
- 未分類

ホロが憧れてやまない、ご存知 「 桃の蜂蜜漬け 」 。 「 桃を薄く切り、イチジクとアーモンドを時折
挟み込んで樽一杯になったらたっぷりの蜂蜜を流し込み、最後にショウガを少し入れて漬物にする 」
とありますね。保存技術が発達し、当時とは比較にならないほど種種雑多な食料品の出回る今日に
おいて、同じものを商業ルートで見つけることはできませんでした。写真右はあんず含有量の高い
ベルギー産のデサート 398円 。左は桃缶 248円 。いずれも甘味料は砂糖です。

「 アプリコット コンポート 」 、ジャムよりも低糖度とありますが、けっこう甘いです。個人的には
ヨーグルトとのコラボがお勧め。桃には蜂蜜をかけてみました。どっちがおいしかったかって?
「 んー、どっちも捨てがたいの? 」
Episode 06
- 2009-02-18 (Wed)
- 未分類

ライ麦の黒パンと水。銀貨の闇取引でミローネ商会と手を組んだロレンス。 「 トレニー銀貨2千枚を
超えることになれば、贅沢を言わなければ十分にどこかの町に商店を構えることができる金額 」
とは彼の、絵に描いた餅。以前トレニー銀貨を3000円前後としましたが、2巻に出て来る
「 組合加盟費 」 なども考慮すれば、さて、600万円という推察はいかがなものでしょう。
一方ホロは酒場から小売してもらったぶどう酒の飲みすぎで二日酔い。英語なら、bed-ridden と言う
ところです。 「 それしか食べるものがない 」 黒パンと水でご不満な様子。この後二人の運命は
急展開を見るのですが、それはさておき、黒パンとはライ麦100%の文字通り黒いパンのこと。
この商品は大丸のポールボキューズで 204円 、70%ものです。純粋ライ麦パンの入手はおそらく
ムリかと。理由、マズイので商業ベースに乗らない。ドイツパン専門店ならあるいは置いてるかも。
ワイはこの味キライじゃありません。穀物倉庫に入った瞬間鼻腔をくすぐるすえたニオイ味のパンです。
- FC2カウンター
- Recent Comments
- Recent Trackback
-
- Search
- Meta
- Links
- Feeds