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狼と香辛料の食卓

Episode 15


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町娘の姿で音を立てて揚げパンをかじるホロ。ロレンスから巻き上げた貨幣で買ったものです。

さらさら借金を返済する気のない賢狼。もはやなすがままのロレンス。やはり悪女なのかホロ。

           
             「 傾城の恋はまことの恋ならず 金もってコイが本当の恋なり 」


右はサーターアンダギー、沖縄の揚げパン。左はドーナツと白アン揚げパン。いずれも高カロリーですね。



Episode 14


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またまた二日酔いのホロ、明らかに自分の適量を把握しておらぬ様子。巨大な狼の身体を合わせ持つ

アンバランスのなせる所作なのでしょうか。お人よしのロレンスは、ホロを気遣ってめったに買わない

甘くて柔らかい小麦パンを持ち帰ります。尻尾を振り上げ耳をひくつかせ、 「 獲物を盗られまいとす

る猟犬の 」 目つきでパンをがっつく姿は、はたして賢狼の名に値するのか。ロレンスならずとも

疑念を呈するところです。ライ麦は寒冷地や劣悪な土壌でもよく育ち、パンにすると保存がきくので

広く用いられました。甘く柔らかく日持ちのしない小麦パンはそれゆえ高級品であったわけです。

食べ比べてみるのも一興かと存じます。ホロの気持ちがお分かりかと。




Episode 13


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夕食で食べ切れなかった鱒の干物を肴に、宿のベッドで胡坐をかきながら木のコップで酒を飲むホロ。

鱒の干物がなかったので、代わりに鮭のソフト干物。強い蒸留酒とよく合います。 1050円 。

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故郷に思いを馳せるもロレンスとも離れがたいホロ。同じ気持ちながら商人としての自分を

捨て切れないロレンス。少しでも長く共に過ごしたいという二人の想いが言葉となって錯綜する。

ヒトから見れば永劫の時を生きる賢狼との恋ははたして成就するのか! 乞うご期待。




Episode 12


ホロの故郷ヨイツを目指して北へ向かう二人。魚を購入した縁で仲買人アマーティに

祭りでにぎわうクメルスンの町に宿を世話されることに。その夜の宿での食事です。

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まな板の上の鯉。 2300円 。

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命を食べるというのはこおいうことです。

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卵を持っています。玉ネギと炊きました。

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巻貝はエスカルゴの缶詰で。 1365円 。


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水を切ったのち、バターを入れてレンジで3分。ニンニクと胡椒でいただきます。

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カワカマスは該当する魚が見つかりません。海のカマスで代用、天日干しの半干物です。 441円 。

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原作のごとく、たっぷり塩を振りました。

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「 燃えるぶどう酒と呼ばれる蒸留酒 」 は、ウオッカをチョイス。度数は40度です。 711円 。

賢狼にとっては故郷を思い出させる味なのでしょう。少し涙ぐんでおります。鯉の小骨の多さは

ホロならずとも閉口ですが、玉ネギの甘みとよく調和して、これは文句なしに御馳走です。

野菜は炊くと縮むので、多いかなと思うくらいに入れてください。淡白なエスカルゴはバターと

よく合います。原型を想像されないことをお勧めします。カマスはこれまた淡白な白身魚です。



Episode 11


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武具の取引に失敗し、金の密輸という大博打に打って出たロレンス。持ち前の機知とホロの協力で

みごと苦境を脱します。もっとも危険な役割を引き受けた羊飼いのノーラにも、彼を裏切った

レメリオ商会にもそれぞれ納得のゆく結果を引き出すところが商人の商人たるゆえんです。

全てが終わり、終夜営業の酒場を出たロレンスは昨日の昼からなにも食べていません。

ホロの手には、 「 店主にうまいこと言っておごらせたものかもしれない 」 野菜やベーコンの

挟まったパンと、ミルクを混ぜて温めた蜂蜜酒の小さな樽。ベーコンは合成添加物を使っていない

ものを軽く焼いて市販のパンに挟みました。蜂蜜酒は 「 そんなものあるの? 」 と言われたので、

蜂蜜梅酒。ミルクを入れすぎると風味が損なわれるので、ほどほどがよろしいかと。



Episode 10


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ポロソンの町はラトペアン商会から半ば脅迫に近い形で大量の武具を買い付けたロレンス、

意気揚々と教会都市リュビンハイゲンにやって来ます。食べることにしか関心のないホロは巻きパンを

喫したのち躊躇なくロレンスのミートパイに手を出します。自分の分は既に頂いでおるのですね。

いやはや食欲旺盛な賢狼ではあります。ミートとパイの組み合わせはさほどに優れたものとは

思いません。やはりパイといえばアップルパイではないでしょうか。



Episode 09


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無事リュビンハイゲンに入った二人は、立ち飲み露店でヤツメウナギの揚げ物とビールで旅の疲れを

癒します。ロレンスが二杯目を飲み終えるのとホロの四杯目が同時です。タダ酒はナンボでも入ると

いうのが古今東西変わらぬ真理。ヤツメウナギは魚ではありません。入手できなかったので、

名前だけ借りてうなぎの揚げ物にしてみました。パン粉や小麦粉は使わず、オリーヴ油で揚げます。

言うところの、 「 馬のションベン 」 、ぬるーいギネスとよく合います。 1200円と269円。




Episode 08


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ポロソンの町で天秤に隠された策略をみごとに暴いたホロは神の恩寵 (?) にあずかります。

上等のぶどう酒と、羊のわき腹の干し肉です。干し肉 = ジャーキー。

人間用は入手できず、ペットショップで犬用のご購入となりました。 315円 。

はっきり言って、スサマジクまずい。生臭いのをガマンして10分噛んでも噛み切れない。

赤ワインがまるで甘露のごとく思えます。神はいませり。



Episode 07


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ホロが憧れてやまない、ご存知 「 桃の蜂蜜漬け 」 。 「 桃を薄く切り、イチジクとアーモンドを時折

挟み込んで樽一杯になったらたっぷりの蜂蜜を流し込み、最後にショウガを少し入れて漬物にする 」

とありますね。保存技術が発達し、当時とは比較にならないほど種種雑多な食料品の出回る今日に

おいて、同じものを商業ルートで見つけることはできませんでした。写真右はあんず含有量の高い

ベルギー産のデサート 398円 。左は桃缶 248円 。いずれも甘味料は砂糖です。

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「 アプリコット コンポート 」 、ジャムよりも低糖度とありますが、けっこう甘いです。個人的には

ヨーグルトとのコラボがお勧め。桃には蜂蜜をかけてみました。どっちがおいしかったかって?

 「 んー、どっちも捨てがたいの? 」



Episode 06


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ライ麦の黒パンと水。銀貨の闇取引でミローネ商会と手を組んだロレンス。 「 トレニー銀貨2千枚を

超えることになれば、贅沢を言わなければ十分にどこかの町に商店を構えることができる金額 」

とは彼の、絵に描いた餅。以前トレニー銀貨を3000円前後としましたが、2巻に出て来る

「 組合加盟費 」 なども考慮すれば、さて、600万円という推察はいかがなものでしょう。

一方ホロは酒場から小売してもらったぶどう酒の飲みすぎで二日酔い。英語なら、bed-ridden と言う

ところです。 「 それしか食べるものがない 」 黒パンと水でご不満な様子。この後二人の運命は

急展開を見るのですが、それはさておき、黒パンとはライ麦100%の文字通り黒いパンのこと。

この商品は大丸のポールボキューズで 204円 、70%ものです。純粋ライ麦パンの入手はおそらく

ムリかと。理由、マズイので商業ベースに乗らない。ドイツパン専門店ならあるいは置いてるかも。

ワイはこの味キライじゃありません。穀物倉庫に入った瞬間鼻腔をくすぐるすえたニオイ味のパンです。




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